勘違いされることの多い「おまとめローン」というサービスについて徹底解説したいと思います。

おまとめローンとは? 借換えや通常のカードローンとは違うの?

「おまとめローン」という言葉は日々認知度が高まっていますが、その内容は正確には伝わっていないのが現状ではないでしょうか?

中にはおまとめローンに申し込めば借金がチャラになると考える人や、不必要なほどに相談者に恐怖心を与え自らの利益とする法律系有資格者も増えてきました。

昨今法律の有資格者の数が激増し、仕事のない法曹などがおまとめローンに目を付け債務整理などに誘導し着手金などをむさぼる事例が後を絶ちません。

そもそもおまとめローンというのは複数ある借入を一本化にまとめるだけのサービスです。

借入の額が減るという訳ではないのです。

おまとめローンの目的は、借入を一本化することで月々の返済の負担を減らすことが第一の目的で、金利が下がればなお良しと言ったものなのです。後に詳しく語りますが、おまとめローンを利用することで総返済額が増えることもあるため注意が必要なのです。

例えば3社からの借入が50万円ずつあり、月々の返済額が合計で45000円金利(実質年率)18.0%であったとします。これを1社150万円に一本化することにより月々の返済額を30000円金利(実質年率)14.5%にするというイメージです。

おまとめと借換えの違いは、おまとめは2つ以上の複数の借入を一本化するのに対し、借り換えはA社からB社に借り換えをするというように1:1の借入となります。

カードローンとの違いは、カードローンの借入は独立して行われるのに対しおまとめや借換えは他の借入との関連でのみ存在するという点にあります。

おまとめローンのメリット・デメリット

おまとめローンのメリットデメリットについてまずは箇条書きにしたいと思います。

おまとめローンのデメリット(注意点)

・悪徳業者にひっかかってしまうリスクがある

・総返済額が増える可能性がある

・一部だけしかまとめられない場合がある

おまとめローンのメリット

・月々の返済の負担が減る

・金利が下がる可能性がある

・借入総額が減る可能性がある

 

メリットとデメリットはある意味表裏一体と言えますね。

おまとめローンに関してはとにかく詐欺が多く、例えば「入会金が必要だ」「保証金が必要だ」などと言って金品を騙した取った挙句に姿をくらますと言った事例もあります。また、やたらと債務整理を勧められたりするのも大きなデメリットと言えるかも知れません。冒頭で述べたようにおまとめローンに関しては借金がなくなると勘違いする方が多いためこのような事態が起こると言ってもよいでしょう。

また、最初の設定によっては総返済額が増えることも減ることもあるのが特徴です。

これは月々どれくらいの額を返済するか、期間はどの程度の長さにするかなどで大きく変わります。

例としてアイフルのおまとめMAXというおまとめローンの返済例を見てみましょう。

中途半端な所で見切れてしまって申し訳ないのですが、同じ融資金額でも返済までの期間によって総支払額は大きく異なります。

返済期間が長ければ月々の返済は楽になる一方総支払金額は多くなり、返済期間が短ければ月々の返済は厳しくなりますが総支払額は少なくなります。

どちらが良いかというよりもどちらを選択するのかということかも知れません。

また、総支払金額に関しては借入金利も大きく関与しており、借換え・おまとめ共にできるだけ金利が下がるような申し込みをしたいものです。

おまとめローンの審査はどういう仕組みになっているの?

おまとめローンの審査も通常のカードローン審査の借入審査の仕組みと変わりません。

参照:カードローン借入審査の仕組み

ただ、通常のカードローンは他社からの借入があるとスコアリングが大きく下がるのに対し、おまとめローンは他社からの借入が前提ですのでスコアリングは下りません。

ただ、件数にも限度があり、2,3件の借入なら問題ないのですが、4件を越えるとやはり大きくスコアリングはさがってしまいます。

また、借入額についてはある程度大きい方がスコアリングが高くなる傾向にあります。

それなりの額を借入しているということは、それだけの信用度があったという評価がされる場合が多く、この辺りはカードローン審査と変わりがないと言えます。

おまとめローンは総量規制の対象にならないの?

結論から言うとおまとめローンは総量規制の対象にはなるけれども「例外」として認められています。

関連:カードローンと総量規制の関係

総量規制というのは貸金業者(クレジット会社、信販会社、消費者金融)において、借入希望者の年収の3分の1を越える貸付を行ってはならないとする貸金業法の決まりのことです。

総量規制においては「除外」と「例外」の項目が設けられており、おまとめローンは「例外」の項目における「顧客に一方的有利となる借換え」にあたるため消費者金融のおまとめローンであっても総量規制の対象とはならないのです。

元々貸金業法における総量規制は金融業者の締め付けというよりも消費者保護に観点が置かれているため、消費者保護になる契約なら認められるわけですね。